介護職あるある17選!介助時や夜勤でのよくあるエピソードを紹介!

 介護職あるある17選!介助時や夜勤でのよくあるエピソードを紹介!

介護職の仕事はとても大変な仕事ですが、やりがいを感じている人がいます。

そんな介護の現場では、「あるある!」と大きく同調してしまうような出来事がたくさんあるでしょう。

そこで今回の記事では、介護士なら思わず共感してしまうようなエピソードや介護職の悩み、介護職のやりがいや将来性についてご紹介します。

目次

介護職あるある ~毎日の介助編~

介護職の毎日の仕事は、お風呂や食事など様々な介助があります。その中での「あるある」をご紹介します。

お風呂の介助中はずぶ濡れになる

お風呂の介助は、介助している側の自分自身もずぶ濡れになることが多くあります。

シャワーやお湯がかかるのはもちろん、暑い浴室での介助になるので自分の汗でビショビショになってしまうこともあります。

そのため、着替えが必要になることも少なくありません。

食事の介助で「あーん」と言いながら自分も口を開けている

食事の介助をする時に、利用者さんの口元にスプーンを運び「あーん」と食べてもらおうとするのですが、自分の口も開いていることがあります。

一生懸命やっているからこそ開いてしまうのですが、気付いた時には少し恥ずかしくなってしまいますね。

食事が終わった直後に「食事はまだ?」と言われる

食事が終わった直後に「食事はまだ?」と聞かれることはとても多いようです。

高齢で認知症の利用者さんも多くいるため、食べたことを忘れてしまうことがあります。

演歌や軍歌に詳しくなりがち

全く知らなかった演歌や軍歌について、いつの間にか詳しくなっていることがあります。

自分では興味がなかったのに、利用者さんが一生懸命お話ししてくれるので覚えたり、一緒にお話しできる楽しさがあったりと影響を受けることもありますよね。

気付けば体力がついている

介護職はとにかく体力を使うと言いますが、初めは体力がない人も気付けば体力がついていることがあります。

入浴介助や移動の時に体を支える、夜勤など体が辛く感じていても、段々と体力がついていき自然とこなせるようになります。

体力がついてくることの他に慣れやコツを掴んだということも大きいかもしれません。

水を使うことが多く手が荒れがち

介護の現場ではとにかく水を使うことが多く手が荒れやすくなります。

入浴や食事、排泄の介助など直接体に触れる機会が多いことから、衛生面を考えると頻繁に手を洗う必要がある職種だからです。

大きな声で話すようになってしまった

介護職では、高齢の方がほとんどで耳の遠い利用者さんも多くいらっしゃいます。

そのため、聞きやすいように、「ゆっくり」「はっきり」大きな声で話すことを意識するので、大きい声に慣れ、普段の声まで大きくなってしまう人もいます。

メイクの意味がなくなりがち

お風呂の介助でずぶ濡れになることが多いと紹介しましたが、汗も混ざってメイクをしていてもほとんど意味がなくなってしまいます。

最初はメイクをしていた人も段々としなくなったり、入浴介助の日はスッピンになってしまう人もいます。

時間や曜日感覚がなくなりがち

介護のサービスは24時間365日体制で提供されています。シフト制で勤務し運営されているので、カレンダー通りの休みとは縁がありません。

休日が不規則であったり、早番・遅番と勤務する時間帯も違ったりするので、時間や曜日の感覚がなくなってしまいがちです。

介護職あるある ~夜勤編~

夜勤の時だから起こること、感じることなど夜勤での「あるある」をご紹介します。

利用者がナースコールを押したことに忘れている

ナースコールは本当に用事がある時に使って欲しいものですが、「何となく押しちゃった」「うっかり押しちゃった」または数分置きに呼ばれるなんてこともあります。

ですが、駆け付けてみるとナースコールを押したこと自体忘れている場合もあります。

家に帰ってもナースコールが聞こえる気がする

仕事が終わり家に帰ってきたにも関わらず、ナースコールが聞こえる気がするという人も少なくないようです。

ナースコールが多かったり、緊急性の高い呼び出しだったりと緊張する場面が続くとナースコールを強く意識してしまうのでしょうね。

平和で静かな夜だと思った途端に一斉にナースコールが鳴りだす

これは、どの職種でも「あるある」だと思いますが、「暇だな」「静かだな」と言った途端に忙しくなるというパターンです。

何の問題もないですと引き継いで夜勤に入り、落ち着いた日だと思っていたのに大変だったという経験をされた人は少なくないようです。

夜中に利用者さんとお茶会が始まる

利用者さんの中には、なかなか寝付けなかったり、何回も目を覚ましてしまったりする人もいます。

初めは眠れるように促しますが、どうしても眠れない時はお話しながらお茶会が始まります。気が紛れて落ち着き、気分転換ができて眠れる方が多いようです。

利用者が違うベッドで寝ていてあせる

寝ているはずの利用者さんが見当たらず、探し回った結果別のベッドで寝ていたというヒヤッとする出来事もあります。

他のことに対応している間に別の場所で眠ってしまう利用者さんもいて、あせってしまうこともあるあるです。

夜勤明けの解放感がすごい

介護職に限らずですが、夜勤明けの開放感は格別です。

やり切ったという達成感と、朝日を浴びながらの開放感は日勤では味わえません。

普段あまり話さない同僚とも仲良くなりやすい

シフト制のため、スタッフ全員と顔を合わせることは少なく、あまり話さない同僚がいるということもあります。

ですが、何も問題が怒らない夜勤の時はゆっくりした時間の中でいろんなことを話したり、スタッフが少ない分、協力して仕事をしたりと距離が縮まることも夜勤のあるあるです。

帰宅後にやり残した仕事を思い出しがち

夜勤が終わり家に帰宅した時にやり残した仕事を思い出してしまうのもよくあることです。

重要なことであれば連絡を入れますが、些細なことやうっかりしたことなど連絡をしようかと思っている間に眠くなってしまうことも少なくありません。

介護職のよくある悩み

どんな職種にも悩みはありますが、ここでは介護職ならではの悩みをご紹介します。

身体的な負担への悩み

介護職は体を使うことが多く、体力も必要とするため、身体的負担が大きくなりがちです。食事や入浴介助などで腰や関節を痛めたり、手の洗いすぎによる手荒れが悪化したり、夜勤の不規則な生活リズムで体調を崩したりしてしまうこともあります。

このように身体的な理由で介護職を続けるか迷われるという人も少なくありません。

人間関係での悩み

介護職では人間関係の悩みがよく聞かれます。

チームワークが必要な職種であることや人員不足によるトラブルなどが原因になることが多いようです。

シフトでの勤務のため引き継ぎや意思の疎通なども必要で、他の職種よりも人間関係が密接になる傾向にあります。その環境の中で人間関係が上手くいかなくなると仕事もしにくくトラブルが起こりやすくなります。

精神的な悩み

介護職は利用者さんとの人間関係が密接なこともあり、利用者さんとの人間原関係で悩むこともあります。理不尽な暴言や文句を言われたり、自分だけ冷たくされたりと上手くコミュニケーションが取れないとトラブルに繋がりやすくなります。

ライフステージの変化による悩み

特に女性は、結婚や出産などのライフステージの変化で介護の仕事を続けられなくなることもあります。介護職は忙しくチームで仕事をするため急な休みを取りづらい、シフト制で休みが読みづらいなどの理由から辞める決断をする人もいます。

待遇での悩み

介護職は大変な仕事であるにも関わらす、給与が低いと言われています。

働きに見合った収入がもらえないと感じている人も多く、辞めてしまうケースもあります。

介護職にはやりがいや将来性もある!

介護職は大変な仕事であり、前述した通り悩みもつきません。しかし、大変なだけではなく、やりがいや将来性がある職種です。

利用者から感謝の気持ちが聞ける

利用者さんや利用者さんの家族から感謝の言葉をかけてもらったり、あたたかい言葉をもらったりすると、大変でも報われた気持ちになるものです。

人の役に立てたと感じることができるので、仕事の活力ややりがいに繋がります。

利用者の変化を見て実感できる

リハビリでできなかったことができるようになったり、笑顔が増えたり、たくさんお話ししてくれるようになったりと、利用者さんの変化を身近で感じることができます。

利用者さんやその家族と喜びを共有することで、自分のやりがいに繋がることも多いようです。

資格を取得してキャリアアップも目指せる

介護職はケアマネージャーやサービス提供責任者などの資格を取得することでキャリアアップも目指すことができます。

日々の仕事の合間に資格の勉強をすることは大変ですが、キャリアアップがやりがいに繋がることもあります。

介護職の待遇は改善されている

2012年から始まった「介護職員処遇改善加算」によって、介護職の給料アップなど待遇に繋がっています。

また、2022年2月からスタートする「介護職員処遇改善臨時特例交付金」では、収入を3%程度(月額9,000円)引き上げるために必要な経費の交付が行われます。

このように介護職ではさらなる待遇改善が期待されます。

ただし、このような加算や支給が行われるのは要件を満たした介護施設のみになりますので勤務先が要件に該当しているのか確認する必要があるでしょう。

高齢化社会によりますます需要は高まる

日本は少子高齢化が進み、介護の需要はさらに増加すると考えられます。

以前は家庭内で介護することが多くありましたが、今は女性の社会進出や核家族化などで介護は介護施設にお願いするという傾向にあります。

その流れからも、介護の需要は高く介護職の必要性も高まっていくでしょう。

まとめ

今回は介護職の「あるある」や悩み、やりがいや将来性について解説しました。

介護職は心身共に負担の大きい仕事ですが、やりがいのある仕事です。

高齢化により介護職の需要が増えると予想されることから、介護職は将来的にも必要とされる仕事です。

辛くて辞めたくなることもありますが、「あるある」を見ているとほっこりしたり、クスッと笑えたり、「自分だけではない」と感じることができるかもしれません。

悩みがある場合は1人で抱え込まず、ストレスを溜めすぎないようにしましょう。

この記事の編集者
ミルモわーく編集部
ミルモわーく編集部
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